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by monmiya-st
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music interview 『Over The Dogs』

“溶けて”“巡る”水のように、命もどこかで生き続けてほしいそんな想いを乗せた記念すべきメジャーデビューアルバム!

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メジャーデビューおめでとうございます。今のメンバーはどのようにして集まった5人なんですか?
結成までの経緯を教えて下さい。


恒吉 「もともとは僕とベースの佐藤ダイキが同級生なんです。そこからいろいろなメンバーを探していたんですけどなかなかしっくりこなくて。ダイキと、“もう一回メンバーを組み直してみたい”という話をして、そこからライブハウスに引き抜きに行ったり、インターネットの募集サイトに登録してみたりしていました。それで実際に会ってみて。僕らは“上手い人”ではなくて“フィーリングが合う人”を探したかったんです。キーボードの星(英二郎)くんは性格も合ったので、それで“一緒にやろう”って声をかけました」

このアルバムのタイトル『トケメグル』とはどのような言葉なんですか?込めた意味や想いを教えてください!

恒吉 「このタイトルは造語なんです。氷が溶けて水になって、僕の体を循環して、出ていって、水蒸気になって、また雨になって降って…ずっと水は形を変えて巡っていきますよね。それと同じように、自分が抱えている問題や悩みが1つ溶けると、次につながっていって、新しい発想や新しい価値観が生まれたり。今回は“命”をテー
マにしているんですけど、命も無くなったから終わり、ではなくて何かしらの形でずっと…心の中でもいいし、もしくは具体的にはどこかの星でもしかしたら無くなった命が復活して、生き続けているかもしれない。SFみたいな発想かもしれませんが、何かしらの形で命が続いていてほしいなと思ったんです。だから“溶けて”“巡
る”と、命の循環をイメージしてこのタイトルを付けました」

歌詞は特に“僕”“君”という言葉が印象に残りました。

恒吉 「歌詞の中の“僕”“君”というのは、僕の中では僕の周りの狭い世界でしかないんです。でも聴く人には僕の知らない世界や人間関係がある。聴いた人は、僕とはまた違う顔が見えてくるような、いろいろな受け止め方をしてもらえたらと思っています。考えを押し付けるのも押し付けられるのも苦手なので、聴く人がいろいろな解釈ができるような行間を取りたかったんです」

これまでずっとインディーズで活動してきましたが、メジャーデビューして今までと変わったということはありますか?

恒吉 「音楽と向き合える時間が増えたので、逆に曲が作れなくなるんじゃないかと心配していました。時間をかければかけるほど、それが自分の本心ではないような気がしてしまうので、いつも一発で出てきたものを使っているんです。でもむしろ曲を作れる量が増えたのには驚きましたね」
 「背負ってくれる、という言葉が正しいかどうかはわかりませんが、仲間が増えたので、意識的にかどうかはわからないですが、自然と気持ちも高まりました」

<つづきはもんみや12月号で>

profile
恒吉豊(Vo&Gt)の独特の歌詞世界とハイトーンボイス、それを支える樋口三四郎(Gt&Cho)、星英二郎(Key&Cho)、佐藤ダイキ(Ba&Cho)、田中直貴(Dr)の温かなバンドサウンドで熱い視線を集めている5人組ロックバンド。`02年に東京・福生で結成。活動を続ける中でシーンの注目を集め、亀田誠治(東京事変)、佐久間正英、いしわたり淳治(元SUPERCAR)ら実力派プロデューサーを迎え、10月26日『トケメグル』でメジャーデビュー。

Over The Dogs オフィシャルサイト


music interview 『Over The Dogs』_f0187981_1863774.jpg
トケメグル
10月26日発売
2,500円/MUCF-1001
by monmiya-st | 2011-11-30 18:10